【正直レビュー】新型N-BOXカスタム(JF5)を2ヶ月乗って分かった本音|NAは本当にアリなのか?

RIDE

新米パパが「NA」を選んで感じたリアルな本音


はじめに:第一子誕生を機に選んだ新しい足

皆様、いかがお過ごしでしょうか。

今回は、新しく我が家にやってきた車の話をさせてください。

これまでフリード(GB3)に乗ってきましたが、今年の4月に第一子が誕生したことを機に、新しい車の購入を決意しました。

車選びの条件は「子供のための車」であること。

車好きとしての個人的な欲望は一旦抑え、乗りやすさ、赤ちゃんの積みやすさ、視野の広さ、そして維持のしやすさを高い水準で満たす「足」としての軽自動車を探し始めました。

納車から2ヶ月弱が経過し、走行距離は約1,300km。

日常の移動手段としてじっくり使い込んでみて見えてきた、新型N-BOXカスタムの率直な感想をまとめてみます。


タントではなくN-BOXを選んだ理由と、唯一の妥協点

軽ハイトワゴンの比較検討として、まずはタントとN-BOXに試乗しました。

タントのピラーレス構造(柱がないデザイン)は乗り降りの面で確かに合理的でしたが、自分の好みとは少し噛み合いませんでした。

最終的には、お世話になっているディーラーの紹介もあり、ホンダのN-BOXを選択しています。

ただし、N-BOXを選ぶにしてもグレード選びにはこだわりました。

ノーマル(無印)モデルのフロントグリルにある穴あきのデザインがあまり好きになれず、妥協せずに直線的でシャープな顔つきの「カスタム」に絞りました。

落ち着いたグレーのボディカラーも含め、ここは今でも正解だったと感じています。



NAか、ターボか。

判断を委ねてしまったことへの後悔

ここで、今回の購入における最大の後悔について触れておきます。

それが「NAとターボ、どちらを選ぶか」という問題でした。

私は明確にターボの走行性能を求めていましたが、妻は車にこだわりがなく、義母からは「NAとターボで大して差はない」「ターボは維持費が高くつく」とNAを強く勧められました。

結果として、私はその場の空気に流される形でNAモデルを契約してしまいました。

今になって、あの時自分の意思を最後まで貫かなかったことを強く後悔しています。

人の不安を煽るような意見に対して、しっかりと自分の基準を持って立ち向かうべきだったと、車に乗るたびに痛感させられます。


【メリット】「移動の道具」としては非常に優秀

洗練されたフロントデザイン

直線的でキリッとしたカスタムの顔つきは、日々の所有感を満たしてくれます。

ここだけは妥協せず選んでよかったと思うポイントです。


スムーズな乗り降りと荷物の積み下ろし

車高が絶妙で、躓くことなくスムーズに乗り降りができます。

室内の高さに余裕があるため、子供を抱っこしながら後部座席に乗り込む際も、深くしゃがみ込む必要がなく身体へのストレスがありません。



運転のしやすさと空間のゆとり

四角いボディは車両感覚が掴みやすく、小回りが利くため細い道も苦になりません。

身長が高く身体の大きな私が乗っても、足元や頭上に十分なゆとりがあります。


実用性を底上げする細やかな装備

  • 助手席側の補助ミラーが死角を的確にカバーしてくれる
  • 後席のサンシェードが、子供の眩しさ対策として実用的
  • USBポートがエアコン操作部付近にあり、ケーブルが下に垂れずごちゃつかない
  • シート調整がアナログ式のため、直感的にすぐポジションを直せる
  • シートヒーターの立ち上がりが早く、しっかりと温まる
  • ブレーキホールド機能により、信号待ちでの足の負担が軽減される(漫然運転には注意が必要ですが、非常に便利です)

【デメリット】軽自動車の限界とNAの非力さ

NAエンジンの明確なパワー不足

エアコンを作動させた状態でアクセルを踏み込んでも、明らかに進みが悪いです。

ターボとの差は歴然としており、ここで「あの時ターボにしておけば」という後悔が頭をよぎります。


コーナリング時の揺れ

ハンドリング自体は素直で扱いやすいですが、やはり車高の高さゆえに、右左折時に左右へ軽く揺さぶられる感覚は拭えません。


実燃費と維持費の現実

車内に子供を残す際の温度管理(エアコン稼働)などを考慮すると、現在の実燃費は盛っても「13km/L」程度です。

購入から維持費までトータルで見ると決して安くはなく、「万人への最適解としておすすめできるか?」と問われると疑問が残ります。

私の運転技術が稚拙なことは重々承知ですが、こちらもご参考までに。こうなるくらいならNBOXでなくていいとまで思いました。踏むしエアコン使うし、ターボですらないし。遺憾です。


極太のAピラーによる死角

Aピラーが電柱1本分ほどの太さがあり、交差点などで人がすっぽりと隠れてしまう瞬間があります。

視界の広さを謳うハイトワゴンですが、ここは注意が必要です。


後席の空調と質感のチープさ

エアコンの効きにタイムラグがあり、前席が寒いくらいに冷えてから、ようやく後席の暑さが解消されます。

また、軽自動車の規格上仕方ない部分ですが、後席の質感にはどうしてもチープさを感じてしまいます。


まとめ

新型N-BOXカスタムは、家族のための「実用的な足車」として見れば、非常に優れたパッケージングを持っています。

子供との日常の移動においては、これ以上ないほど活躍してくれるでしょう。

しかし、車に少しでも「走りの余裕」や「機械としての操作感」を求めるのであれば、どこかで割り切りが必要です。

これから家族のために軽自動車の購入を検討している方に、一つだけお伝えするとすれば、

「エンジン選び(NAかターボか)だけは、絶対に妥協しないでほしい」

ということです。

特に、以下のポイントに当てはまる方は、契約前に必ずNAとターボを乗り比べてみることをおすすめします。

  • 高速道路やバイパスを頻繁に使う
  • 坂道の多い地域に住んでいる
  • 家族フル乗車+荷物を積む機会が多い
  • エアコン使用時の加速感を重視したい
  • 「あと少し余裕が欲しい」と試乗で感じた

自身の用途と直感を信じて、後悔のない車選びをしていただければと思います。


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